フードライト(クラコ/ホーコス)|厨房用品/業務用レンジフード向け照明機器
火災予防条例により、耐熱防湿に優れている照明設備を取り付けなければならなくなりました。そのため、フードライトについて情報が欲しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな方のためにフードライトの基本情報やメリットなどについて、さまざまな設備を取り扱っているBBnetがご紹介します。また、フードライトの主力メーカーである「クラコ」と「ホーコス」が出している商品についても解説していますので、気になる方やこれから購入しようと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
フードライトとは?
フードライトとは、レンジフード内でも明るく作業ができる調理室用耐熱防湿型照明です。火災予防条例により「照明設備は耐熱性のもので、油脂、蒸気等の防護措置が施されていること」となったため、専用の照明を取り付ける必要があります。その中でもフードライトは、LEDになったことにより、調理室の作業効率にも期待できるため、おすすめの照明器具です。
法規について
平成13年4月に火を使用する設備等の技術基準が定められました。以下の項目を守るために、フードライトを設置する必要があります。
・照明設備を固定させないこと。ただし次の事項が講じられている場合はこの限りではない。
・照明設備は耐熱性のもので、油脂、蒸気等の防護措置が施されていること。
・衝撃を受けるおそれのある部分の照明設備は金網等で防護すること。
・熱の影響を受けるおそれのある部分の電気配線は、耐熱性を有する電線を使用すること。
・電気配線は、天蓋の内線の内側に設けないこと。
火災予防条例により、フードライトを取り付ける必要があります。そのほかにも、調理室の作業効率にも期待できるため、取り付けることでメリットに期待できます。気になる方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
フードライトには、作業効率や耐熱防湿以外にはどのようなメリットがあるのか気になりますよね。次にフードライトのメリットについてご紹介します。従来のランプよりも優れているポイントが多くありますので、メリットについて理解してみましょう。
フードライトのメリット
フードライトには、どのようなメリットがあるのか気になる方のためにフードライトのメリットをまとめました。フードライトのメリットには、主に以下のようなものが挙げられます。
省エネで電気代を抑えられる
フードライトは、従来のランプとは違い省電力で明るく照らしてくれるというメリットがあります。わかりやすく数字に表してみると、従来のランプが「100W」なのに対し、LEDランプは「6.2W」となっています。約1/16に抑えることができるため、電気代を抑えてくれる照明です。
暖かな光で食材の色彩を引き立たせる
フードライトは暖かな電球色を採用しているため、食材や食器などの色彩をより引き立たせてくれます。
電球色は黄色が抑えられて白色が強くなるので、白い食器はより際立ちます。また、食欲が増す赤色もいきいきしており、料理がより美味しく見えますよ。そのほかにも、目に優しい色調にもなっているため、作り手にとってもうれしいメリットです。
汚れても防水なので水洗い可能!
フードライトは、防水加工が施されているため、汚れてしまってもすぐに水洗いができるメリットがあります。特に調理室は、油や汚れや湿気がたまりやすく、よく汚れてしまうことがあると思います。清潔な状態を保つことが重要な場所となっているため、簡単にお手入れできるのはうれしいメリットですよね。
安全性が高く調理する方も安心!
フードライトは安全性が高いため、調理する方にも安心して作業してもらえる環境を作ることができます。
ガラスグローブは耐熱、硬質ガラス仕様、プレス型仕上げのため、熱さが均一になり熱やショックに耐えられます。また、他の素材には、耐火電線や耐熱パッキング、耐熱ソケットなど、主に熱に強いものが多く使用されています。火を扱うため、熱に強いものが使われているのは安心ですよね。
従来のランプよりも寿命が長い
フードライトは、従来のランプよりも寿命が長くなっています。従来のランプは設計寿命が「2,000h」なのですが、フードライトは設計寿命が「40,000h以上」となっていて、従来のランプよりも約20倍もの寿命があります。照明は調理器具と同様に長く使うものなので、寿命が長いフードライトがぴったりです。
LEDフードランプのメリットについてご紹介しました。従来のランプよりも優れている点や扱いやすい点など、LEDフードランプには多くのメリットがあります。また、安全性が高いので、購入しておくと安心して作業に集中できますよ。
フードライトには、2つの主力メーカーである「クラコ」と「ホーコス」があります。それぞれのフードライトの詳細や特徴について解説していますので、それぞれの特徴を見比べてみましょう。
クラコとホーコスのフードライト
ここでは、「クラコ」と「ホーコス」のフードライトを「特徴・フードライトの形状・寿命・値段・取り付け方」の5つに分けて解説します。購入を考えている方は、2つのフードライトの詳細や特徴を比べてご自身の調理室に合った方を選んでみてください。
クラコのフードライト
【クラコ】フードライト LEDタイプ HLD-100F(フロスト)
【クラコ】フードライト LEDタイプ HLD-100C(クリア)
フードライトの特徴と2つのガラスグローブの違い
「クラコ」のフードライトは、客室と同じライティングが可能なため、お客様の目線で料理を見られる照明器具です。ガラスグローブには、透明感のあるクリアガラスグローブと透明感のないフロストガラスグローブの2種類があります。
クリアガラスグローブは、光の透過率が高くすっきりとしている特徴があります。フロストガラスグローブに比べて光が良く届きます。暗くなりやすいレンジ内にはぴったりのガラスグローブです。
一方、フロストガラスグローブはフッ化水素で加工されています。光はクリアガラスグローブよりも刺激が少なく柔らかいという特徴があります。また、お手入れも簡単で油汚れや水滴がついてもさっと拭き取ることができますよ。
フードライトの形状
フードライトの形状は、調理室フードによくマッチするように角形形状となっていてモダンな外観をしています。サイズは、「110mm×190mm」で小型サイズとなっているのでスペースを取りません。形状については、2つのガラスグローブに違いはなく、どちらも同じ形状となっています。
寿命
「クラコ」のフードライトは、設計寿命が「40,000h」となっています。フードライトのメリットで解説した通り、従来のランプよりも20倍も長く使うことができます。また、ガラス加工の違いであるため、寿命についても変わることがありません。
取り付け方
フードライトを取り付ける際は、業者に頼むことなく自身で取り付けることができます。手順を見てみましょう。
1.フード天板に穴をあけます。
2.取付スタットをパッキンとともに取り付けた後、アウトレットボックス(別売品)を取付けて配線を接続します。
3.ガラスグローブをパッキン(2枚)と本体器具とともにローレットビスで取り付けて完成です。
注意点として取り付ける際は、機器内部で発生する熱を逃がすために、放熱用開口の2カ所をしっかりと開けておきましょう。業者に頼む必要がないので、費用も抑えることができます。安く済ませたい方にはうれしいポイントですよね。
ホーコスのフードライト
フードライトの特徴と2つの設置方法の違い
フードライトは、鮮やかな演色性や昼白色で目に優しい特徴がある照明器具です。材質には、アルミダイカストやステンレス、強化ガラスが使われており、耐久性が高くなっています。
また、「ホーコス」のフードライトには、露出型と埋め込み型の2種類の設置方法があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
露出型は、既存のフードへの設置が可能になっているため、お好みの場所へ取り付けることができます。
一方、埋め込み型は凹凸がなく、オープンキッチンにも最適な設置方法です。凹凸がないため、掃除も簡単に行うことができます。また、工場でフードに取り付けてから出荷するので安心です。
フードライトの形状
「ホーコス」のフードライトは、「292mm×83.3mm×23mm」の長方形のような形状をしています。23mmと薄型になっているため、露出型でも何かにぶつかってしまいフードライトが破損してしまう心配がありません。
寿命
寿命は「50,000h」となっていて、「ホーコス」のフードライトの方が「クラコ」よりも10,000時間も長く使うことができます。寿命が長いものが良いという方には、「ホーコス」のフードライトがおすすめです。
取り付け方
フードライトの取り付けには、有資格者による電気工事が必要になります。自身で取り付けることができないので注意しましょう。
2つのメーカーのフードライトについて解説しました。どちらも優れた性能をしているため、悩んでしまいますよね。そんな方は、とにかく安く済ませたいという方は「クラコ」のフードライト、性能面を重視したいという方は「ホーコス」のフードライトを選んでみてはいかがでしょうか。
フードライトを購入する際はBBnetにお任せください
フードライトは耐熱性や防湿性に優れているため、調理をする際の安全を守るために必要不可欠な照明器具です。そのほかにも、省エネや寿命が長かったり、食材や食器の色彩を引き立たせたりなど多くのメリットがあります。
その中でも、今回ご紹介した「クラコ」と「ホーコス」のフードライトは、ほかにも便利な特徴があるため、これから購入を考えている方におすすめです。ご自身の調理室に合ったフードライトを選んでより良い環境作りを行ってみてください。
また、2つのフードライトはBBnetでも取り扱っているため、お買い求めの際はお任せください。