中空糸膜式ガスドライヤー　フォアブルーサンセップ　SWB-01-200　【AGCエンジニアリング】

＜サンセップSWB-01-200　外形寸法＞


＜サンセップSWB-01-200　圧力損失と除湿性能＞ 
　    

＜フォアブルーサンセップ^®SWBシリーズの特長＞
・工業用圧縮空気ドライヤーです。
・配管に接続するだけで除湿を開始できます。
・圧縮空気を使用するあらゆる機器/装置に使用可能です。
・小型で軽量、しかも取付姿勢に制限がないため、設置場所を選びません。

＜SWBシリーズの標準仕様とラインアップ＞
※型式をクリックすると、各商品ページへリンクします。

型式	供給空気流量(L/min)(ANR)	寸法(mm)		継手サイズ		質量(gf)	内蔵パージ回路
				供給ガス 入口/出口	パージガス 入口/出口
SWB-01-100	〜150	φ＝32	L＝240	Rc1/4 (NPT1/4)	Rc1/8 (NPT1/8)	220	-
SWB-01-200	〜100	φ＝32	L＝340			275	-
SWB-02-100	〜300	φ＝50	L=310	Rc3/8 (NPT3/8)	Rc1/2 (NPT1/2) 対応可	625	-
SWB-05-100	〜600					600	-
SWB-10-150	〜1,200	φ＝75	L=340	Rc1/2 (NPT1/2)	-	1,400	〇
SWB-17-200	〜1,800	φ＝100	L=370	Rc1 (NPT1)	-	4,810

※供給空気流量の欄に記載の数値は、供給空気圧力が0.7MPaにおいて、
供給空気入・出口間の圧力損失が0.035MPa以下である流量を示します。

＜SWBシリーズ使用条件範囲＞

使用および適用	工業用圧縮空気・非腐食性ガスの除湿
入口流体温度	-20℃　〜　+55℃(凍結なきこと)	除湿性能を維持するために、入口流体温度(Tinlet)と周囲温度(Tambient)の差を低くし、 次の範囲でのご使用を推奨します。 | Tinlet - T ambient | ≦ 5℃
周囲温度	-20℃　〜　+55℃(凍結なきこと)
入口流体圧力	供給ガス　：0　〜　0.85MPa(Gauge)
	パージガス：0　〜　0.05MPa(Gauge)

サンセップ^®とは？

フォアブルー サンセップ^®シリーズは、AGCが開発した
フッ素系イオン交換樹脂製の中空糸膜を使用した膜式ドライヤーです。
中空糸膜の内側に湿潤ガス、外側に乾燥ガス(パージガス)を供給するだけで、
膜を介して効率よく水分のみを透過しガスを除湿・加湿することができます。
クリーンでコンパクト、且つ電源不要でメンテナンスフリーな環境に優しい
膜式ドライヤーです。

＜サンセップ^®の仕組み＞
サンセップ^®の原料であるフッ素系樹脂は、水分子との親和力を有しています。
中空糸膜の内側と外側を通るガスに水蒸気分圧差が生じると、
膜中に水蒸気分圧差を均等にしようとする力が発生します。
その力をドライビングフォースとして、湿潤ガス中の水分を乾燥ガス側へ
連続的に透過させます。




フォアブルーサンセップ^®による除湿デモンストレーション


フォアブルーサンセップ^®による加湿デモンストレーション


＜ご使用にあたって＞
１．供給ガスについて 
・供給ガス中のドレンや異物を取り除くために、供給ガス入口配管に濾過度5μm以下のフィルターを設置してください。
・給油式圧縮機ラインに使用する場合には、供給ガス入口配管に濾過度0.3μm以下(95%捕集粒径)のオイルミスト分離器を設置し、オイルミスと濃度を1mgf/Nm³として下さい。
・供給ガスは清浄なものとし、ゴミ、腐食性ガス、有機溶剤、化学薬品などが混入しないようにして下さい。
・減圧弁をご使用の際には、除湿効率を高めるために、乾燥ガス出口側に設置することをお薦めします。

＜パージガスについて＞
・中空糸膜を透過した水蒸気を排出するために、生成した乾燥ガスの一部、
もしくは外部から供給した乾燥ガスを中空糸の外側に流します。
このガスを『パージガス』といいます。

※「パージ率」とは
供給ガス流量に対するパージガス流量の割合をパージ率といいます。

パージ率(%)＝パージガス流量/供給ガス流量×100

サンセップ^®の標準パージ流量比率は、供給ガス流量の10〜20%程度です。
すなわち、除湿されたガスの生成比率は供給ガス流量の80〜90%となります。

・パージガス入口/出口に過度な圧力を加えないようにして下さい。(max. 0.05Mpa(Gauge))
・パージガスを10L/min(ANR)以下の少量で使用する場合には、
ニードル弁よりも固定オリフィスを使用されることをお薦めします。