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離型剤とは? ~その種類や用途、剥離剤との違いについて詳しく解説~

製造業において欠かせない存在である「離型剤」

金型を使った成形やウレタン製品の製造、自動車部品の加工など、さまざまな業界で使用されています。

しかし、「剥離剤と何が違うのか?」や「どのように選べばよいのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。

本記事では、離型剤の基本から具体的な使用例、剥離剤との違いまで詳しく解説します。


離型剤とは?

離型剤とは、成形品が金型や表面に付着するのを防ぐために使用される薬剤です。

成形時のトラブルを防ぎ、生産効率を向上させる役割を果たします。

成形品の取り出しを容易にし、金型や成形用工具の摩耗を防ぐことで製品表面の品質を向上させ、生産効率の向上やコスト削減にも貢献します。

 


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離型剤の種類

離型剤にはさまざまな種類があり、用途に応じて使い分ける必要があります。

フッ素系離型剤

耐薬品性や耐熱性が高く、特に高温環境下での成形に適しています。

離型効果にも優れており、連続離型性も発揮されやすいです。

シリコーン系離型剤 

シリコーンオイルを主成分としたもので、耐熱性が高く樹脂やゴムの成形に適しています。

ワックス系離型剤

溶剤やエマルジョンにワックス成分を含ませたもので、金属加工やコンクリート成形で使用されます。

水性離型剤

環境にやさしく、揮発性有機化合物(VOC)の排出を抑えられるため、食品加工や医療機器の製造にも利用されます。


各業界での離型剤の活用 : 使用例

離型剤はさまざまな業界で活用されています。

自動車産業

インテリア部品の成形やエンジン部品の製造、鋳造部品の離型に使用されます。

金型製造

射出成形時の離型やゴム成形時の離型に利用され、プラスチック製品やシール材、パッキンなどの生産に貢献します。

ウレタン製造

クッション材の発泡成形やスポンジ、断熱材の加工に使われています。


剥離剤との違い

離型剤と混同されがちな「剥離剤」ですが、両者は目的が異なります。

離型剤

成形品が付着しないように事前に塗布するもので、成形をスムーズにするための予防策として使用されます。

剥離剤

すでに付着してしまった塗料や接着剤を除去するために使用される薬剤です。

塗装剥がしや、接着剤の除去、金型の清掃などに利用されることが多く、離型剤とは根本的な用途が異なります。


離型剤の選び方

適切な離型剤を選ぶためには、成形する素材に適しているかどうかを考慮する必要があります。

対象素材

樹脂、ゴム、金属、コンクリートなど、対象素材によって適切な種類が異なります。

成形環境

高温成形や薬品を使用する場合には、耐熱性や耐薬品性の高いシリコーン系やフッ素系の離型剤が適しています

コストと生産性

過剰な使用を防ぎつつ長期間の効果が期待できるものを選ぶことで、コストパフォーマンスを向上させることができます。


フッ素系離型剤の特長

フッ素系離型剤には以下のような特長があります。

 

フッ素系離型剤はエアゾール化されており、手軽にスプレー塗布が可能です。

また、型汚れやワークへの転写が少なく、工程を低減できます。さらに、規制物質である特定PFAS(PFOS、PFOA、PFHXS)を使用していないため、環境負荷を抑えながら高品質な成形を実現できます。

このような特長により、フッ素系離型剤は特に高品質な成形を求める現場での使用に適しています。

ノンシリコーンタイプとシリコーン配合タイプの違い

フッ素系離型剤には、ノンシリコーンタイプとシリコーン配合タイプの2種類があります。

ノンシリコーンタイプ

シリコーン成分を含まないため、成形品の表面に残留物が少なく、塗装や接着などの後処理がしやすいという特長があります。

そのため、クリアな仕上がりを求める製品や、食品・医療用途の成形品に適しています。

また、樹脂やゴムの成形において、後工程の影響を最小限に抑えたい場合に推奨されます。


シリコーン配合タイプ

シリコーンオイルを含んでいるため、優れた離型性を発揮し、金型への負担を軽減できます。

特に、高温環境下でも安定した性能を維持するため、ゴム成形や高難度の射出成形に適しています。

ただし、成形品の表面に残留すると塗装や接着の工程に影響を与える可能性があるため、後処理が必要になる場合があります。


用途に応じて、ノンシリコーンタイプかシリコーン配合タイプを選択することで、より最適な成形プロセスを実現できます。


まとめ

離型剤は、成形や加工をスムーズにするために不可欠なアイテムです。

用途に応じた適切な種類を選ぶことが重要であり、自動車産業、金型製造、ウレタン製造などの幅広い業界で活用されています。

また、剥離剤とは目的が異なり、離型剤は事前の防止策として使われるのに対し、剥離剤は付着したものを除去するために用いられます。

特にフッ素系離型剤は、エアゾール化による手軽な塗布や型汚れの低減といった特長があり、環境負荷にも配慮されています。


適切な離型剤を使用することで、製品の品質向上や生産効率の向上が期待できます。

ECサイトでの購入を検討する際は、用途や素材に適した離型剤を選ぶようにしましょう。

 

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