BBnetがメッシュフィルタの特徴や種類について解説!
メッシュフィルタは、私たちの生活においてとても身近な存在です。食品を作るときに不純物を取り除いたり、空気をきれいにするためにエアコン内部にも使用されています。
ですが、実際どういった種類があるのか、どんな用途で使われているのか、というのは知らないことも多いのではないでしょうか。
実は生活に欠かせないものですが、なかなか見ることのないメッシュフィルタの詳しい解説をしていきたいと思います。
メッシュフィルタの利用をお考えの方や、メッシュフィルタについて知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
メッシュフィルタとは?

初めにメッシュフィルタは、どのようなものなのかについて解説します。身近なところで言うと、コーヒーメーカーやお茶のティーバックに使用されています。
メッシュフィルタの「メッシュ」はサイズのことを表していて、数値が大きくなるほど網目が細かくなっていき、数値が小さくなるほど網目が大きくなります。
気体や流体内の異物や不純物などを取り除き、基本的にろ過目的で使用されます。フィルタの素材は、木綿や絹、ウールから化学繊維へと変わり、さらに化学の先端素材へと広がっていくにつれ、メッシュフィルタの種類は増えていきました。現在では、産業機器や医療機器、家電製品など幅広く使われています。
このように、メッシュフィルタはさまざまな場面で使用されており、私たちの暮らしに深く関わっていることがわかります。
さまざまな分野、場面で利用されているメッシュフィルタだからこそ、種類はたくさんあります。使用する用途によって形が変わるのはもちろんのこと、材質やサイズ、加工方法といった違いがあります。
メッシュフィルタを選ぶ際、特にポイントとなってくるのが加工方法です。例えば目の荒くなる加工方法や、耐久性能がいい加工方法など加工のやり方によってメッシュフィルタの特徴が決まっていきます。
ここからは、メッシュフィルタの加工方法についてご紹介します。ろ過性能が決まる重要な場所なので、これからメッシュフィルタを選ぶ、買い換えるといった方は、知っておきたい知識です。
メッシュフィルタの特徴はここで決まる!加工方法を解説
メッシュフィルタは、加工方法にも特徴があります。織網加工、エッチング加工、パンチングメタルの3つの加工方法があり、それぞれの特徴について解説いたします。
織網加工の特徴
量産に適している織網加工は、エッチング加工に比べて安価です。織り方にも種類があり、織り目の細かさや金網の太さによってろ過の精度も変わってくる特徴があります。
・平織
縦線と横線を定間隔で交差させた金網です。最も基本的な織り方で、IC用、各種印刷用、一般ろ過用フィルタなど一般流通が多い特徴を持っています。
・綾織
縦線と横線が一定の間隔を保ちながら、交互に線を2本以上飛ばして交差した金網です。平織では織りにくい線径と金網を組み合わすことができます。密度の高いろ過用フィルタに使用されることが多いです。
・平畳織
太い線を少なくし、細い横線を多く織り込んでいる金網です。畳状になっており、高圧力に対して優れた耐久力を持っています。あらゆるろ過フィルタにも最適です。
・綾畳織
綾織で畳状に織り込む金網です。平畳織に比べると目の密度が高く織り仕上げられていて、より高いろ過能力が得られます。織り金網の中では、一番網目が細かく平畳織よりも密度の高いとかフィルタに適しています。
このように織網加工にはさまざまな織り方があります。用途としては、茶こしなどのストレーナーや車やバイクなどのエンジンルームに搭載されているエアーフィルタ、コーヒーを抽出するバスケットフィルタなどが挙げられます。
エッチング加工の特徴
エッチング加工は、ステンレス等の薄板をエッチング液で腐食させて穴をあける方法です。織網加工よりも強度、耐久性に優れています。さらに織網のように編んでないため、開口部のずれやほつれがないのが特徴です。
エッチング加工では、自動車のオイルフィルタで使用されるプレフィルタやエアフィルタ、ジューサーなどに使用する食品用フィルタ、ソレノイドバルブフィルタなど乗物から食品までいろいろな場面で活躍しています。
パンチングメタルの特徴
パンチングメタルは、比較的安価で製造が可能な加工方法です。エッチング加工の穴よりも大きな穴(穴径0.5mm以上、ピッチ1.0mm以上)をあける加工ができます。他の加工のように小径のメッシュを製造することはできない特徴もあります。
バスやトラックなどの車両の燃料回路をろ過する産業機器フィルタやエンジン油のフィルタとなっている各種内熱機関、空調用フィルタなど、パンチングメタルのメッシュフィルタの使用用途は乗り物を中心となっています。
加工方法によってメッシュフィルタの性能や使用する場面が変わることがわかりますね。メッシュフィルタを購入する際は、自分が使用したい場面に合っているのかという注意が必要です。
メッシュフィルタには、材質や網目の細かさなどに違いがありますが、使用する場面によって使い分けがされています。メッシュフィルタの種類についてご紹介します。
メッシュフィルタの材質や形状を見てみよう!
さまざまな場面で活躍するメッシュフィルタには、材質や構造などの種類がありますが、種類によって使う場面は限られているのでしょうか。
メッシュフィルタの材質の違い
メッシュフィルタの材質は、主に金属と樹脂が挙げられます。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
金属メッシュフィルタ

金属メッシュフィルタは用途の範囲が広く、強度に優れているものが多いです。その中でもステンレスのメッシュフィルタは、優れたろ過性能や耐熱性、耐化学薬品などが挙げられます。
ほかにも設備の劣化速度の改善やコスト削減など性能面以外でも活躍しています。ステンレスメッシュフィルタは自動車や家電製品、空調用など、さまざまな場面でも使用できます。
樹脂メッシュフィルタ

樹脂メッシュフィルタには、グラスファイバーやナイロンなどが使われていて、薬品への耐性に期待できます。
そのほかにもプラスチックなので腐食のしにくさや断熱性の高さなどと言った特徴が挙げられます。用途としては、ティーバックやコーヒーなどの食品分野で特に使用されています。
ステンレスメッシュフィルタは、ろ過精度や耐久面にも優れていて、汎用性が高めになっています。一方、樹脂メッシュフィルタは、腐食のしにくさと断熱性に優れており、扱いやすいと感じます。
メッシュフィルタの形状の違い

メッシュフィルタはその場面に適した形をしているため、いろいろな形があります。いろいろなメッシュフィルタをまとめましたので紹介していきます。
カシメタイプ
・カシメショートフィルタ
比較的小さなサイズが多いフィルタです。配管に圧入され、エアコンや冷蔵庫などの冷媒機器や自動車のインジェクターなどで使用しています。
・バッフルプレート
冷媒サイクルの過程で、気体と液体が混ざった冷媒を分離する役割があります。気体中のミストを捕集して気体のみを通過させます。
・カシメSUSフィルタ
ステンレス製のフィルタで、用途は主に高温ガスバーナーが挙げられます。補強用として内側には粗い金網を使用しています。
・真鍮メッシュフィルタ
カシメショートフィルタに似た形状をしているフィルタ。ドライヤーやエアコン関連部分に使用されています。
フランジタイプ
・真鍮フランジフィルタ
よく使われるメッシュフィルタのフランジタイプ。用途はエアコン関連部品に使用されています。
・アルミフランジフィルタ
アルミリングを使用したフランジタイプのフィルタ。使用用途は主に自動車の関連部品です。
・フランジ溶接フィルタ
溶接タイプのフランジフィルタ。気体を圧縮して圧力を高め、連続的に送り出す大型コンプレッサーに使用されています。
溶接タイプ
・溶接ロングフィルタ
ろ過面積の大きいフィルタは、抜き絞り加工では難しいため金網を溶接してしまいます。カシメショートフィルタ同様に配管に圧入され、幅広く使用できます。
・スプリング付きフィルタ
内側にスプリングを取り付けることで高い耐圧強度を持つフィルタ。逆方向からろ過することで目詰まりを防止できます。使用用途は配管に圧入し、冷媒機器によく使用されます。
・積層焼結フィルタ
高いろ過精度を持つ焼結金網フィルタは、エアコンの室外機と室内機に設置し、異物をろ過する働きをするメッシュフィルタです。
・洗浄カゴ
金網を溶接後、ステンレス材のプレートを外周に溶接するフィルタ。加工中に発生する切りくずを収集するかごとして便利です。
メッシュ成形タイプ
・アミ抜き絞り
自動車のエンジン関連や電磁弁、洗濯機の水道吸入口などに使われます。
・円筒メッシュフィルタ
金網を丸めて溶接した樹脂成形フィルタ用の金網を使用しています。主に自動車関連で使用されます。
・アミ潰しフィルタ
縁を圧縮することで、金網を抜いた製品よりも強度があります。水道蛇口・ガス装置関連で使用されています。
メッシュフィルタの種類について解説していきました。似たような形状でも違う用途で使われていたりと形状にも注意が必要です。 購入する際は、用途から考えてメッシュフィルタを選びましょう。
メッシュフィルタは暮らしに深く関わる身近な存在!
自動車やエアコン、ティーバックなど至る所に利用されていることがわかりました。
メッシュフィルタが不純物や異物を取り除き、ろ過してくれるおかげで快適に暮らせます。
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